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おのぼりOL適当ヒマヒマ日記

既婚おのぼりアラサーが東京でやりたい放題やるブログ。保有する資格,所属する組織とは全く関係なく,個人的意見・思想に基づいて書き散らします。

東京に嫉妬する

NHK交響楽団の定期公演に行ってきたという話。

 

NHK交響楽団は日本最初のプロ・オーケストラだそう。そして,いろいろ異議はあるかもしれないけど,日本最高峰クラスと評価されているのは事実です。

定期公演は月に3つのプログラムが2公演ずつ,6公演開催されます。いわゆるAプロとか呼ばれているやつです。

AプロとCプロの定期公演はNHKホールで行われ,自社ホールだからかどうかは知りませんが,非常に安い値段で聴くことができます。

一番前の席でさえ8000円台。3階席後方は自由席(E席)で,なんと1500円。

私たちはもっぱらこの1500円席で鑑賞するのですが,当たり前ですが十分聴こえますし,十分迫力があります。 

 

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N響コンサートでは,入り口で,チケットと引き換えにパンフレットが貰えます。80ページほどもあるこのパンフレットがとてもとても便利で,その日の指揮者やソリストの紹介,作曲家の説明,曲の背景と,詳しい構成(例:第1楽章は展開部のないソナタ形式であり,序奏冒頭から荒々しい暴君の主題,続いて独奏ヴァイオリンによる艶っぽい主題が流れる〜〜等)が,みっちり書いてあります。

 

私はクラシックにはイマイチ詳しくなくて,ともすれば眠くなったりしてしまう質なのですが,このパンフレットのおかげで,「ふんふん!あっ,ヴァイオリンの独奏が始まった!これが主題か!」などと楽しんで聴けるわけなのです。

(実際,これを膝で開きながら聴いている人はたくさんいます)

 

4月の定期公演も,主題に注目し,ドキドキし,打楽器の演奏に感動し,ヴァイオリンに鳥肌を立て,たっぷり楽しみ,人々が「ブラヴォー!」と叫ぶなか,10分以上も拍手をしてきました。

 

さて,

田舎から出てきた私がつくづく思うのは,

東京,恵まれすぎやろ…ということです。

特に,こういう,文化的な面では,地方と圧倒的な差があります。

 

昨年,たまたまうちの地元にもN響が遠征してくれたようですが,本当に数年に一度レベル。チケット代も当然5000円とかから。

 

「クラシック分からないけどちょっくら聴いてみっか〜」という人には非常にハードルが高いです。

 

1500円なら,まあ,行ってみようかってなりますよね?

 

そして,私は素人だからこそ最近確信を持ってきたのですが,こういうのって,「まず聴いてみる」というのがすごく大事です。

 

CDもあるしテレビもあるけど,それでも,やっぱり「生」には絶対敵わないと思います。

それは,音が綺麗とかそういう話ではなく…(もちろん5.1chサラウンド等で,いい音を聴けるようにするという試みは大事だし,きっと,高い設備では私が思ってる以上のレベルで再現されているのだと思う)

 

「いまここで,作り上げられている!」というドキドキ感。しかも,いま,自分が咳とかしてしまったら,それがあっという間に崩れてしまう。この危うさというか,自分も参加しているという一体感。なんかもう色々相まって,けっこう簡単に目が潤んでしまいます。これは絶対,CDやTVでは手に入らないですよね。

 

もっともっと気軽に,本物に触れられるべきだと思う。お金を貯めてめちゃくちゃ思いをかけて,数年に一度のチケットを買ったり,新幹線代まで出していくのではなくて,ぷらっと行けるようになるべきだと思う。

そういう意味で,あまりにも東京が恵まれすぎている!!田舎者はもっと怒っていい。

音楽だけじゃなくて,もっと他の文化,観たり聴いたり生で感じるものすべて,あまりにも地域差がありすぎます。

 

そういうもんなんだよ,と言われるかもしれないけど…なんだかなあと思うのです。

全国遠征をしてくださる劇団の方,楽団の方,または歌舞伎や美術展や何もかも,大変なのだろうけどぜひ頑張って欲しい。もっともっと行ってあげてほしい。そして私はこの恵まれた東京にいる間に,できる限りいろんなものに触れていこうと思います。

 

 

 

 

 

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ピアニストのアンナ・ヴィニツカヤさん。笑顔がチャーミングでとても好きになりました。