おのぼりOL適当日記

おのぼりアラサーが東京で共働き子育てをするブログ。保有する資格,所属する組織とは全く関係なく,個人的意見・思想に基づいて書き散らします。

髪切ってパンケーキ食べて色々考えた

美容院に行ってきた。

 

東京に引っ越してからずっと,銀座の同じ美容院に行っている(銀座の美容院というとめっちゃ高そうだけど,全くそんなことなくてピンキリ)。

ここの担当のお姉さんがとにかく,いい!

何がいいって,めちゃくちゃハッキリ意見を言って,さらに別のことを提案してくれたりするところ。

これは似合いますとか,これは顔の形からして似合わないのでやめたほうがいいですとか,まとまりを出したいなら縮毛矯正よりむしろ毛先にパーマあてませんか?とか

そして,結果として,私の納得のいく仕上がりになっている(ここ重要)。

 

私もそうだけど,専門的知識をもって人にサービスを提供する職業って,依頼者の要望にどう応えるかが非常に難しいと思う。

依頼者の言う通りにハイハイ言ってそのまんまやることもできるけど,それよりこっちの方がよくない?っていうのを提案することはとても難しい。相手はそんなこと考えてもいないんだから,メリットを提示して納得させないといけない。そして結果を引き受けないといけない(依頼者の思っていた結論にならなかった場合は特に悲惨。「あなたの言う通りにしたらえらいことになったじゃないか!私はこんなことしたくなかったのに!」)。

 

さらに,依頼者としては,結果は知らんがとにかく思う通りにしたいんや!ということもある。

例えば上記の例だと,私はとにかく縮毛矯正をしたいかもしれない。もしかしたら,毛先にパーマをあてる方が,「髪を軽くする」という効果については大きいのかもしれない。でもそれでも矯正かけたいんや!○○ちゃんがそうしてたから私もしたいんや!ということもある。こうなると,目的は「髪を軽くする」ことではなくて,「縮毛矯正をかけて髪を軽くする」になる。これをひっくり返すのはとても難しい。一度失敗してもらうしかないかも。

だから,専門家としては,しっかり話し合うことで本当のニーズを理解して,そして最後は本人の身体・本人の人生なんだから本人に任せることになるんだろう。

 

こういうのをちゃんとやるととても大変。面倒臭いし,思った通りの結果じゃなかったら文句言われるかもしれないし。

だから,ハイハイって言って,求められたことをそのままやればとっても簡単。

でも,それだと,せっかく専門的知識を持ってる面白さが半分くらい失われるんじゃないかなあ。そして,真の意味のリピーターにはなってくれないと思う。言われたことそのままやってくれるところなら,他にもいっぱいあるから。もっと安かったり,もっと近かったりするところに客が流れていくのは当然だよね。

私はこの美容師さんが大好きなので,この人がどこかに移ったらついていくと思う。まさにリピーター。

 

最初は美容師さんについて考えていたけど,当然ながら,これ全部,私たちの職業にもいえることだな。とっても難しいけど,頑張る姿勢が大事。

 

こういうことをつらつらと考えながら,同じく銀座の星乃珈琲店でパンケーキのダブルを完食。ごちそうさまでした。

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