うつろな日曜日
3歳の息子が,自分の好きなものがどんどん無くなっていくということに気がついているようで,なんだか悲しくなる。
うちはもともと外出好きで,すみだ水族館と上野動物園は年間パスポートを持っているし,ぷらっとディズニーに行ったり,近所の公園をハシゴしたり,図書館で本を借りて返したり,大きな消防署に消防車と救急車がたくさん並んでいるのを見にいったり,とにかく土日のうち1日は目一杯外で遊んでいた。
それが
「すいぞくかん,いけなくなっちゃったね」
「どうぶつえんも,しまっちゃったね」
「でぃずにーらんど,しめてるんだって」
「あんぱんまんみゅーじあむもしめてるんだよ」
「としょかん,こどものへや,しめちゃったね」
「としょかん,ぜんぶしまっちゃったね」
「こうえんいったらだめなんだって」
「ほいくえん,もういけないんだよ」
「おともだち,あったらだめなんだよ」
「おそと,いけないんだよ」
もう,なんか,聞いてるだけでウッてなる…
今まで,たどたどしい発音で,少ない語彙で,「いまのすごかったね!かっこよかったね!」「きれいだったね!」「またいこうね!すごかったね!」と世界の素晴らしさを感じてくれていたのに,それが今やこういうことばかり言わせるようになってしまった。
3歳5ヶ月。分かっているようで分かっていない子が,自分の置かれた状況をなんとか理解しようとして説明してくれているのだけど……つらい。なんかこんな世界で本当にごめん大人として謝るわって気持ちになる。
せめてもの救いは,息子が
「●●くんと,まま,きょうもおうちだね!いっしょだね!」
と言ってくれることかな。
早くコロナ終息してくれますように。そのために今日も自粛します。
公園は…おともだちと距離とって後で手を洗えば,少しくらい,行っても,良いよね。